野獣に魅せられて・・・
そう言った潤也は、

私の腰を引っ張りよせ、

熱く甘いキスをする。

・・・

私は驚き抵抗するが、

全く動じない潤也。

・・・

「誰か‥来る‥」

「そんなの気にしない。

お前とこうしてられるなら」

・・・

いつ誰が通るかわからない廊下で、

潤也はキスを止めようとしない。

・・・

抵抗していた私も、

いつの間にか、そのキスに酔いしれてしまう。

・・・

やっと放された唇に、

不覚にも、

私からそれを求めてしまった。

・・・

6年前、

こんなに私を愛してくれたら、

別れる事なんて、

きっと絶対なかったのに・・・

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