野獣に魅せられて・・・
・・・

久しぶりの二人が合った休日の日。

正樹が私をデートに誘ってくれた。

・・・

今までなら嬉しくて、

合う時からずっと胸を躍らせていたのに。

でも今日は違う。

・・・

別れの言葉。

その言葉が、頭に一杯広がって、

全然楽しめなかった。

それでも、

表面上は、楽しくして見せた。

・・・

「今日は楽しかった、ありがとう正樹」

私は笑顔でそう言った。

・・・

微笑み頷いた正樹だったけど、

少し悲しそうな表情を浮かべた。

・・・

「本当に楽しかった?」

「・・・え?」

目を見開いた私の、

正樹は言う。

「心ここにあらずって顔をしてた」

「・・・」

「何を考えてる?」
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