野獣に魅せられて・・・
「・・・久しぶり」

そう言って微笑んだ潤也。

・・・

「ホント、久しぶり」

そう言って苦笑いをした私。

・・・

「別れて…何年?」

「…6年、かな?」

・・・

その後、

しばらく沈黙が続いた。

・・・

付き合っていた頃の潤也は、

あまり喋らなかったし、

気持ちを表に出すような人じゃなかった。

・・・

「これって偶然?」

・・・

潤也が私に問いかける。


・・・

「偶然・・・よ」

私は答えた。

< 8 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop