野獣に魅せられて・・・
しばし見つめ合い、
沈黙が流れる。
・・・
そんな時、
場内アナウンスが聞こえた。
『11時発、アメリカ行きに搭乗の・・・』
・・・
オレは立ち上がり、
「…もう行かないと」
「…正樹」
「・・・ん?」
「私・・・
今頃気が付いたの。
バカな女だって笑っていいから、
聞いて・・ね?」
「・・・」
「私は、正樹を、今も、愛してる」
「・・・玲、奈?!」
「…さよなら」
・・・
受話器を置いた玲奈は、
その場を振りかえる事もせず、
去っていった。
沈黙が流れる。
・・・
そんな時、
場内アナウンスが聞こえた。
『11時発、アメリカ行きに搭乗の・・・』
・・・
オレは立ち上がり、
「…もう行かないと」
「…正樹」
「・・・ん?」
「私・・・
今頃気が付いたの。
バカな女だって笑っていいから、
聞いて・・ね?」
「・・・」
「私は、正樹を、今も、愛してる」
「・・・玲、奈?!」
「…さよなら」
・・・
受話器を置いた玲奈は、
その場を振りかえる事もせず、
去っていった。