【短篇】2歳差の恋
「…」


「どうしたの?急に真剣な顔して」

洋介にじっと見つめられてすこし戸惑いながらきくと、


「…咲、なんかあった?」



え?

まさかの言葉が私に帰ってきた…


どうして…?


どうしてあんたがホントに心配そうな顔してそんなこと聞くの…?


ただでさえ思った以上にそばにいるだけで辛いのに…

我慢出来なくなっちゃうじゃない…


「な、んで‥そんな…
ふぇッ…」



「うわっ!どうした!?
友達とケンカでもした!?」

洋介の質問に私は思いっきり首を振る…



「どっか痛いの!?」


違うよ…



「…もしかして失恋でもした?」



「ッ…」


違うって首を振りたかったのにのに…そんなことを聞かれて一瞬力が出なくなってしまい首を振るタイミングが遅れてしまった…


「…え?そうなの…?」



もうごまかせないよね…


「へへッ…好きな人に彼女が出来ちゃった…」


ホントのことバレないように、必死に笑ってごまかした…
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