【短篇】2歳差の恋

「でももう良いの、諦めるか…わっ!」



言葉をさえぎられ、洋介の腕のなかに抱き締められた。



「俺にしろよ!」



…え?


思いもよらない言葉に耳を疑った…


なんで?


「なんでそんな事言うの?」



「え?」


「冗談でも洋介にはそんな事言ってほしくなかった!!」


私は抱き締められた腕を押し退けた。


「冗談じゃッ…」


「彼女出来たんでしょ?」


「…は?」


「それなのに優しくしないでよぉ」


もう悲しくて、訳が分からなくなってまた涙がでてきた。
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