【短篇】2歳差の恋
「そういや今日兄ちゃん熱だしてるから明日道場行けるか分かんないみたいなんだ」



「…え!?」




洋介の兄の颯太は私と同い年でうちの道場に通っていて、私が道場の手伝いをさせられて道場に行ったときはいつも始まる前や休憩中、帰りなどに3人で話したりしているのだ。


だからもし颯太が休んだら2人っきり(?)になっちゃうっ!



「治りそうにないの?!」



「うん、熱が39度でてるから。もし明日熱下がったとしても安静にしとかなきゃいけないらしいんだよ」



「そんなにひどいの!?
大丈夫かな颯太…」


心配だな…


めったに風邪とか引かないのに…




って、まった!


心配して一瞬忘れてたけど
それじゃあ確実に2人っきりじゃんっ!!



なんてことしてくれるんだよ颯太(泣)


どうしよう…


絶対緊張する!


てかもうすでに緊張してるんだけどっ!





でもちょとは嬉しいかも…
めったに2人きりになれないもんな…



颯太ごめん!
ホントに心配なんだけど今回はゆっくり治して元気になってねっ!!
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