【短篇】2歳差の恋
「大丈夫だって、颯太兄は強いからすぐ治るよ」


ニカっと笑ってそう言うと、洋介は手を伸ばして私の頭をくしゃくしゃっと撫でてくれた。



「もうぅ!子供じゃないんだからねっ!」


「うわっ!ごめんごめん(笑)
だから殴んなってっ(笑)」



「洋介が悪いんだもんっ(笑)」



怒りながらもホントは嬉しいのと恥ずかしいのでいっぱいいっぱいでつい軽くなぐってしまった。




でも洋介背ぇ少し伸びたなぁ…

まだ私よりちっちゃいけど、どんどん大きくなってるのが分かる。

もうすぐ抜かされるかもな…


年が離れてる分、身長の差が縮まるのが嬉しくてしかたない。
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