【短篇】2歳差の恋
次の日、起きたら思った以上に目が腫れてなくて学校には行けた。

そして、由利に昨日のお礼を言うと、笑いながら「気にするなっ」って言ってくれた。


そして学校も終わり、家に帰り着いた…



道場に手伝いに行かなきゃいけない時間が刻々と迫ってくる…


昨日のあの時まで会うのがあんなに楽しみだったのに、
今は凄く洋介に会いたくない…



手伝いサボろうか…


良いよね…?


いつもサボったりしないから今日ぐらい…



そう思い、ベッドに潜り込む。



そして5分ぐらい経ったころだった。



「咲ーー!手伝いの時間だろうが!何サボってんだお前は!!」


「なっ!勝手に人の部屋に入ってこないでよっ!
それに今日ぐらいサボったって良いでしょっ!」


「うるせぇっ!お前が時間に来ねぇからいけないんだろうが!
それに今日は母ちゃんが町内会の集まりでいねぇからいつもよりも手伝いが必要なんだよ!!分かったらさっさと降りてこい!!じゃないと1週間飯抜きだからなっ!!」 


そう言うと、父は下に降りていった…



「なんでよりによってこんな時に町内会なんてあるのよ…」


でもしょうがないよな…


それに昨日あんだけ泣いたんだからきっと大丈夫だよね…?


目も腫れてないしっ、行くくか…
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