冷血女子とふわふわ男子


~入学式~

「新入生代表、『宮本結月』」

「はい。」

はぁ…めんどくさい。だから首席になりたくなかったのよ…

「私達は毎日勉強にはげみ………」

「れい。次は理事長のお話です。」

「え~。諸君は毎日勉強や運動にいそしみ………」

「れい。これで第98回入学式をおわりにします。」


~教室~

「はぁ~あ。やっと終わったよ!理事長の話長すぎ。というより無駄話多くなかった?」
「はい…そうですね。」
「あれっ。…あっそうか。そうだったんだ。忘れてた…。」

そうです。私は家族となつ以外の人がいる場合は敬語になってしまうんです。
ちなみに気づいてください。なつさん。
男子のみなさんがあなたに釘付けですよ。

「忘れないでください。」
「は~い」

ガラッ

「お~い。1時間目はじめるぞ~。まずは、自己紹介だ。1番から。はい。」
「えっと宮本結月です。趣味は料理・手芸です。よろしくおねがいします。」
パチパチパチ
「はい次2番。………あれっ、成宮は…」
ガラッ
「すいません遅刻しました!」

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