冷血女子とふわふわ男子

ダダダッ キュッ
「ハァハァハァハァ……ここならばれませんね。」

疲れた…さすがに2階の教室から図書室まではきついですね…←(図書室は5階です)
ハァ…後でなつさんにくぎさしておかなきゃいけませんね。
私の事は内緒ですよ。って。
地味子は地味子らしく生きなきゃですしね!←(そんな事ありません)

ダダダッ
「ゆづ~にげるな~」
「げっ!みつかりましたね。」
ギュッ
「ハァハァハァハァ……ふうっ。やっと見つけた…。なんでにげるのよ。」
「私の姿がばれたくないからですよ。」
「いいじゃない。ばれたって。ゆづは可愛いからモテるよ。絶対!」
「いいですか。なつさん私の事は内緒ですよ。もし言ったらわかっていますよね。(黒笑)」
「ヒィィィ!怖い…」
「なんか言いましたか?(黒笑)」
「いいえ!なんでもありませんでございます!」
「よろしい。」

ふぅ…口止め完了。。。やっぱり脅しが一番ですね。

「というより今誰も居ないんだから普通でいいんじゃない?」
「誰が聞いているかわかりませんし。たとえばそこの本棚の裏に居る人とか。」

「(ビクッ)…なんで分かったの?」
「あっ…成宮君。…ってなんでいるの~ってか、ちょ~可愛い~」
「それは喜んでいいのかな?でもありがとう。」
「はい~」

なつさん目がハートですよ。というより言いたいこと言っていいのでしょうか?まぁなつさんですしいいですよね。

「成宮さん。盗み聞きとは…もしファンのみなさんに言ったらみんなさんが幻滅しますよ。いいんですか?」
「べつにいいもん…僕も好きでついてきてもらっているわけじゃないし。」
「へぇ~そうですか。以外ですね。でもそのキャラ演技ですよね?本当は心の中で愚痴を言っているんじゃないですか?」
「なに言ってるの!そんなわけないじゃないの!ねっ成宮君」
「えっうん…」
「………」

はぁ…そんな返事じゃさすがのなつさんでもわかっちゃいますよ…実際になつさん黙っちゃっていますし。

「はい。じゃあなつさん、戻りますよ。」
「あっうん。じゃあね。成宮君!」









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