冷血女子とふわふわ男子
だだだだだだだだっ
「成宮君の好きなタイプは?」
「祐樹君って呼んでいい?」
「彼女いる?」
はぁ…どいつもこいつもうぜぇ…
「一気に言われても分からないよぉ…順番にね?」
「「「はぁい………」」」
はぁ…女なんてちょろいちょろい。あれっ地味女がこっち睨んでる?
「ふっ(笑…)」
なんだあの女鼻で笑いやがって!
「なつさん。ちょっといいですか?」
「あっゆづ~たすけて~」
ヒソヒソ
「「なんだ?あの地味子。ちょ~だっさ。なんで宮田さんと知り合いなんだ?つりあってないっつーの。」」
「ちょっと~そこの男子。ゆづをばかにしないでよね。ゆづはちょ~がつくほどかわいいんだから!みつあみと眼鏡をはずせばほらっ…っていないし!にげたなっ」
バタバタッ
「「なんだったんだ?いまの。」」
「「さぁ?」」
ほんとにあいつ何なんだ?でも1つ謎は解けた。あいつと宮田は友達だって事が。
「ごめんねぇ~みんなぁ。僕ちょっと用事ができちゃった。」
「「「いいえ~行ってらっしゃい」」」
なんだ?親みたいだな。まぁいいや。あいつらのあとつけるか。
図書室か…先回りして本棚の裏にでも隠れとくか。
ダダダッ キュッ
「ハァハァハァハァ……ここならばれませんね。」
ダダダッ
「ゆづ~にげるな~」
「げっ!みつかりましたね。」
ギュッ
あっきた…
「ハァハァハァハァ……ふうっ。やっと見つけた…。なんでにげるのよ。」
「私の姿がばれたくないからですよ。」
「いいじゃない。ばれたって。ゆづは可愛いからモテるよ。絶対!」
「いいですか。なつさん私の事は内緒ですよ。もし言ったらわかっていますよね。(黒笑)」
「ヒィィィ!怖い…」
「なんか言いましたか?(黒笑)」
「いいえ!なんでもありませんでございます!」
「よろしい。」
なんだ?このコンビ?というよりなんで姿が秘密なんだ?
「というより今誰も居ないんだから普通でいいんじゃない?」
「誰が聞いているかわかりませんし。たとえばそこの本棚の裏に居る人とか。」