SUGοЯοKU
『明日香達…。』
洞窟の前には、明菜がたっていた。
『明菜…』
明菜は、こっちに銃をむけてきた。
『こっちにくんな!!うつ…からね…。』
『明菜…。あとの2人は、どうしたの…』
『しらない…』
『死んだの??』
『だまれ…しらない。』
明菜は、パニックになっていると明日香は、感じた。
『明菜…2人は、死んだの?』
『2人は、私の目の前でしんだ…。』
『そっか…』
明日香は、明菜のほうに近付く。
『くるなって…』
『ケガ人がいるの…通して…』
『いやだ…』
『あなたは、わかるでしょ??目の前で人が何人も死んだんでしょ?だから通して…』
明菜は、泣いていた。そのまま地面にすわり込んだ。
『明菜…。明菜も一緒にいこっ…1人じゃ、心細いでしょ?私達は、あなたを殺したりしない…。』
『うんっ…一緒にいく…。いく…。』
明菜は、小さな子のようだった。学校では、いつも偉そうだった明菜のこんな姿をみるのは、初めてだった。3人は、ゆっくり歩いた。まわりには、ちらほら死体が…。口から血を流してる死体、体が真っ二つに割れている死体、顔だけない死体…。殺し方がエグかった。3人は、森をあとにした。最初にみんなと集まった建物の場所にきた。建物の壁には、血が散らばっていた。20メートル先には、5体の遺体が…。
『ウエッ…』
夏子は、口をおさえてはきそうになった。
『だれが…こんなに…。』
『音々よ…』
明菜は、きめつけたような言い方だった。
『なんでそんなことわかるの??』
『だって、音々は、人殺しが楽しいって…。しかも、私以外の2人を殺したのは、音々なのよ…。』
『音々…。』
バキューンっ!
近くから銃をうつ音が聞こえた。明日香と明菜は、走った。
『まってー…』
夏子は、足をうたれていたので走ることは、無理だった。明日香は、すぐに夏子に近寄った。
『ごめんね…夏子…。おいてっちゃって…』
『全然いいの…私が足ケガしちゃったから…』
走らず歩いて、銃をうつ音がしたほうへ向かった。向かっている途中、何度も休憩をいれた。夏子の足が心配だったから。
バキューン!
また、音がした。さっきより音は、ちかかった。途中で曲がり角があった。明日香達は、曲がった。すると、100メートル先ぐらいに音々がいた。音々の服は、血がいっぱいついていた。