SUGοЯοKU
『ねぇ!?私たちは、いつまでこんなことしなくちゃいけないの?』
明菜が空に向かって叫んだ。するとアナウンスがなった。
『ピンポンパンポーン。お昼の1時です。今生き残っているのは…3人!たったの3人ですよ!びっくりですよね…。今からは、違うゲームをします。名付けて…犯人捜し!!このゲームを誰が操作しているか…とか、どうしてこんなことをしているのか、気になりますよね??だから、今から犯人捜しをします。では、スタート!』
残りの生徒の数は、3人…。明日香達以外にあと1人が残っている…。誰なのか…。
『明菜…。犯人、みつけよ!私…犯人にたくさん聞きたいことがあるから…』
『うっうん。』
明日香は、その場に座り込んで考えた。誰が犯人なのか…。どうしてこんなことをしたのか…。
『ねぇ?』
『なに…?』
話しをきりだしたのは、明菜だった。
『犯人…。先生じゃない??』
『なんで?』
『だって…バス以来みてないもん…。』
『そうかなぁ…』
『先生?聞こえる?このゲーム操作してるの、先生でしょ??』
明菜は、空に向かって叫んだ。
『ピンポンパンポーン。違いますよ。犯人がもし、わかったのなら、最初にみんなで集まった所に来て下さい。では…』
犯人は、先生ではなかった。じゃあ犯人は、一体だれなのか…?
明日香は、また考えた。生徒1人ずつの顔、名前、行動…すべてをふりかえる。
『明日香?ねぇ…明日香?何考えてるの?』
明菜は、何度も明日香に話しかけた。でも明日香は、ずっと考えこんだ。それから数分後、明日香は、たちあがった。夏子にちかづいた。
『夏子…。いろいろとありがとう。すごく助かったよ。夏子があんなに勇気のいることをしてくれなかったら、私…死んでた。本当にありがとう…』
そういうと明日香は、走って、最初いた場所に向かった。明菜も走ってついていった。