SUGοЯοKU
そして2回目がまわってきた。伊藤…稲葉…とまわっていった。そしてまた、明日香の番がまわってきた。だした数は、2だった。マスには、質問ではなく、『アイテムカードゲット』とかいてあった。
『ピンポンパンポーン。矢野さん。アイテムカードゲットー!』
その直後に、明日香の真上から1枚の紙がおちてきた。そこには、拳銃の絵がかいてあった。
『ピンポンパンポーン。矢野さん。そのカードは、明日から必要となりますので、なくさないようにもっていてくださいね。』
明日香は、そのカードをカバンの中にしまった。すごろくも3周目、4周目、5周目…と続いていった。長い長いすごろくの道は、ずっと続いている。明日香のまわりには、もう誰もいなかった。みんなそれぞれバラバラだった。全員10周が終わったところで、休憩になった。
『ピンポンパンポーン。今から休憩タイムです!今からふってくる食べ物を食べてくださいねー。今から30分間です!ではでは、またあとでー☆』
明日香の真上からコンビニ弁当がおちてきた。水もおはしも…。大画面が6つにわれた。3組の出席番号順に6人ずつうつしだされた。
『ピンポンパンポーン。大画面をごらんください!今から順番に6人ずつうつしていきまぁす。誰が今どこにいるかちゃんと覚えてね☆』
明日香は、画面をずっとみながらご飯をたべる。明日香は、出席番号42番。だからうつしだされるのは、3組では、最後のほうだった。1分ごとに画面が切り替わる。4回目の切り替わりの時、左下の画面が真っ暗だった。出席番号でいえば22番の画面だった。3組の22番は、ライターを残して逃げていった長野だった。参加していないということは、にげきれたのか…?不思議だった。