ロンリーファイター



「……」



またも部屋のなかには、俺と彼女の二人きり。



『自分の気持ちに素直に』



…本当、余計なお世話だ。

けどたまには、そういうのも悪くないかもしれない。



「…、」



誰もいないオフィスで、寝息を立てる彼女の頬にそっと触れるようにキスをした。





愛しい人

目が覚めたら

マグカップにコーヒーを注ごう。






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