ロンリーファイター
「全然大丈夫じゃないだろ。やっぱり部屋まで送る」
「すみませ…」
「椎菜さん」
「…?」
すると、突然呼ばれた名前に顔を向ければなぜかそこには涼平くんがいた。
「…涼平くん?なんで…」
「……」
涼平くんはこちらを見て近付き、滝さんから私をバッと奪う。
「!?りょっ、涼平くん!?」
「…上まで送るっす。じゃ、滝さんお疲れ様っす」
そして素っ気なく言って、そのままスタスタと部屋へ向かい歩いて行く。
「…結局ラブラブなんじゃねーか」