もう一度、キミと。
教室に戻り、午後の授業をうける。
数学は午後の授業としてはつらいもの(なんでも午後はつらいけど)があったが、やや数学が得意な僕は黙々と問題を解いていた。
少しして集中が切れ、となりの席の真音を見てみると、
寝てるし…
しかも若干こちらを見ながら心地よさそうに寝ていた。
気持ちよさそうに寝ているから起こすのがかわいそうだなぁ、なんておもっていると
パコンッ!と軽い音がして真音を見ると、通称 鬼姫(姫というくらいだから勿論女〉と呼ばれる先生が真音を見下ろしていた。