もう一度、キミと。



真音は丸めた教科書で叩かれたらしく、頭をさすっていた。


「いいか、またこんな風に起こされたくなかったら隣の奴に優しく起こしてもらえ」



そう言うと、僕の方をちらりと見てから鬼姫は教卓へと歩いて行った。



え…僕……?





まぁ真音は数学が苦手ってさっきも言ってから眠くなるよなぁ、なんて真音の方を向いたら真音は僕を睨み付けていた。



先生が来る前に起こしてよ!そんな目で僕を見ていた…










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