もう一度、キミと。


*****

待ちに待った遠足当日。

皆でバスに乗り、遊園地へ向かう。


隣の席の和也は、もうすでにテンションがMAXだ。
王様ゲームしようだかカラオケやろうだか言っている。

僕はそんなことには参加せず、ただ窓の外を見ていた。


窓に反射して、前の席にいる真音が見えた。

ストーカーだか何だかと思われるのが嫌なので、僕は目をそらそうとした。

でもその前に真音と目が合った。


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