もう一度、キミと。

*****




「西中出身、水野 真音です。よろしくお願いします。」


ああ、やっぱり真音だ。


ちなみに今はクラス内での自己紹介中である。


僕らは同じクラスで、しかも隣の席。


運命!?って赤面するほど僕はガキじゃないけれど、やっぱり嬉しかった。


僕は自己紹介中、真音に話しかけるべきか、ずっと迷っていた。


話しかけて無視されたら、けっこう辛いしな…。


それにさっきだって、話しかけてほしくなさそうだったし。


結局、勇気のない僕は真音に話しかけられず休み時間になった。


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