もう一度、キミと。
頼んだうどんをズルズルすすりながら和也は僕に言った。
「翼、真音ちゃんのこと気になってんだろ?さっきからソワソワしてるぞ」
ここで僕の動きはピタリと止まった。
普通、飲んでたお茶とか吹くところなんだろうけど。
「ははーん、その様子だと図星だな」
静止した僕を見て和也は言う。
悔しいけど当たりなのだろう。
「…気になってるっていうか、どうしたら良いかわからなくってさ。僕らは、もう昔とは違うわけだし」