只今、黒天使に仕えてます
「……えっと、昨日は暗かったけど、ここだよな確か」

俺は、昨日の場所に来ていた。 たぶん……

とりあえず周りを見渡してみよう。

「う~ん、やっぱりいないな、まあ、いいか、みま美さんの言う通り変なものに首突っ込んでなくてよかったぜ」


「お~いヾ(●⌒∇⌒●)ノ」

「いないな。やっぱり夢か」

「こっこ、こっこ\(^ω^\)( /^ω^)/」

「夢なら、意味無かったなとんだ物見遊山だったぜ」

「ここですよw( ̄△ ̄;)w」

「かーえろ」

「ここなんですけど(´・ω・`)」

「じゃーねー」

「…(´・ω・`)」

「…………」

「(ノд・。) グスン」

「泣くな~~!」

「m(;∇;)m」

くそっ、可愛いじゃねえか。

「フッ、やっと、気付いたようだな」

「可愛いと思った俺が馬鹿だったな。 帰って、ポテチ食おう」

「帰るな~~!!」

ッドグッ

昨日命を助けてもらったトラックの幌から、いきなり黒い弾丸が飛び出してきた。
その、弾丸の先端が、俺の顎にドリル状に回転したパンチを頂戴する。

「いふぁい!」(痛い!)

「フフフフ、必殺のキリモミパンチだ」

顎に食らったキリモミパンチのせいで喋りにくくなってしまった。

「ゆめふぁ、なりゃったのきゃ」(夢じゃなかったのか)

「何で、そんな珍妙な喋り方なのか知らないが、俺が消える前に早く日陰へ行くぞ」

確かに今、デアの体は消えそうになっている。

消えそうになっている。
だと、少し分かりにくいかもしれないが、もっと分かりやすく言えば、

体が限りなく透明に近づいてる。

これは、黒天使の性質なのだろうか。

……まあ、とりあえずは、言う通り日陰に入ってみるか。
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