只今、黒天使に仕えてます
目が覚めると、目の前に『アイツ』がいた。
「『アイツ』はひでえよなー。なあ、命の恩人であるオレ様によう』
「オレ様は、デアって名前だ。 フルネームまで入れると『I・デア』だ」
ほう、こいつは、名前を自分から名乗る派らしいな、もっとも他にどんな派がいるのかしらないが。
『I・デア』か、面白い名前だな。外人か?
俺は、このデアという奴の顔を舐めるように眺めた。
「な、舐めてんか、ワレィ。喧嘩なら、買うで」
「誰が、あっさりと自分を投げ飛ばした相手に喧嘩なんぞ売るか」
「そ、それもそうだな。道理道理」
こいつは、なかなかユーモアのある奴らしいことは今ので分かった。
顔の形は、日本人のようで、顔立ちもアイドル顔負けの整った顔立ちだった。何処か眠そうなのは、今が夜だからだろうか。
髪型は、まるでプロのヘアメイクに整えて貰ったような、ゆるめのとんがりが縦や斜めに差すように入っている。だが、ちゃんと統一性があり、奇跡的なバランスを保っている。
まるでアニメのキャラようだが、まさにそのとおりだ。
刀でも持たせたら、まるで昔の若手の侍のようだ。
俗に言うイケメンの部類にまちがいなく入るが、一番気になるのは、その顔の横でチラチラ見え隠れする『翼』のような物。
……いや、もうここまで来たら言い切っちまおう。デアの背中に左右対象にくっついている黒い『翼』が、俺は目下一番気になっていたところだった。
「単刀直入に聞こう。なんなんだその翼は?」
「ん、これか」
デアは背中の翼をさすりながら言った
「これは、翼だ。俺達の仲間の中には黒い翼だから、『黒翼』っていうやつもいるがな」
「なにが面白くて、そんなもん付けてんだ?」
「これは、生まれつきだからな。
別にファッションってわけでも何でもない」
「よし、もう、痺れが切れた。聞いてやろう。 ……お前はだれだ?
「……はいっ? だから俺の名」
「違ーう。お前は人間じゃ無いだろ。なんだお前は、だれだ?」
「俺か? 俺は黒天使だ」
黒天使…………確かにそう、こいつは言った。
「『アイツ』はひでえよなー。なあ、命の恩人であるオレ様によう』
「オレ様は、デアって名前だ。 フルネームまで入れると『I・デア』だ」
ほう、こいつは、名前を自分から名乗る派らしいな、もっとも他にどんな派がいるのかしらないが。
『I・デア』か、面白い名前だな。外人か?
俺は、このデアという奴の顔を舐めるように眺めた。
「な、舐めてんか、ワレィ。喧嘩なら、買うで」
「誰が、あっさりと自分を投げ飛ばした相手に喧嘩なんぞ売るか」
「そ、それもそうだな。道理道理」
こいつは、なかなかユーモアのある奴らしいことは今ので分かった。
顔の形は、日本人のようで、顔立ちもアイドル顔負けの整った顔立ちだった。何処か眠そうなのは、今が夜だからだろうか。
髪型は、まるでプロのヘアメイクに整えて貰ったような、ゆるめのとんがりが縦や斜めに差すように入っている。だが、ちゃんと統一性があり、奇跡的なバランスを保っている。
まるでアニメのキャラようだが、まさにそのとおりだ。
刀でも持たせたら、まるで昔の若手の侍のようだ。
俗に言うイケメンの部類にまちがいなく入るが、一番気になるのは、その顔の横でチラチラ見え隠れする『翼』のような物。
……いや、もうここまで来たら言い切っちまおう。デアの背中に左右対象にくっついている黒い『翼』が、俺は目下一番気になっていたところだった。
「単刀直入に聞こう。なんなんだその翼は?」
「ん、これか」
デアは背中の翼をさすりながら言った
「これは、翼だ。俺達の仲間の中には黒い翼だから、『黒翼』っていうやつもいるがな」
「なにが面白くて、そんなもん付けてんだ?」
「これは、生まれつきだからな。
別にファッションってわけでも何でもない」
「よし、もう、痺れが切れた。聞いてやろう。 ……お前はだれだ?
「……はいっ? だから俺の名」
「違ーう。お前は人間じゃ無いだろ。なんだお前は、だれだ?」
「俺か? 俺は黒天使だ」
黒天使…………確かにそう、こいつは言った。