気になって気になって、木になってしまうほど好きな人



運ばれた病院のベッドの上で正座をして茜ちゃんに告白。

春の陽溜まりような二ヶ月の交際を経て僕と茜ちゃんは結婚した。

結婚式の写真を見ると相変わらず僕の体は硬直していて、顔はその硬直した木になったリンゴのようだった。



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