あの日のメールを取り消して
「私、クラスではなんでか一人ぼっちで、嫌われてて‥。私悪いこと何もしてないのにね。でもカナタさんだけは、私と普通に話してくれた。だからいい人だなって思って、一緒にいるのっ。‥迷惑?」
そうか、彼女も私とおんなじで、敬遠されてるんだ。
たしかに、学園のアイドルって、女の子からしたらちょっと関わりにくいもんね。
「ううんっ、全然迷惑じゃないよ!私、とっても助かってるから!‥ごめんね、つらい話させちゃって」
「全然つらくないよー?だって、カナタさんが居るもんねっ」
「アイ‥」
素直なアイの一言に、私は思わず感動してしまった。