彼氏がいるのにカメラの前で【TABOO】
禁断の口づけ
…どんどん深くなるキスに酔いしれ始めた時だった。

突然、水城先生が唇を離した。

私は物欲しげな眼で水城先生を見上げた。


…すると、水城先生はクスッと笑った。

その笑みに、ドキリとする。

水城先生の笑みは、人を惚れさせる魔法のようだ。



「…彼氏と別れたら、続き、しような」

「///」

耳元で囁くと、水城先生はカメラを持ち、ドアに向かった。



…ガラ。

水城先生が開ける前にドアが開いた。


「…ビックリした、水城先生、こんな所で何やってんの?」

…私の彼氏、雄哉だった。


水城先生はいつものような無表情で、

「忘れ物を取りに来ただけですよ」

そう言うと、廊下に出た。


ドアを閉めようとする水城先生が、私を見て微笑んだ。

・・・どうしようもなく、その笑みに魅かれてしまう。
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