空から舞い降りた天使
「夕方から、仕事なの?」


「夕方から、逢いたい人がいるから。」



「あなたに彼女が、いないわけないわね。」



「まだ、彼女じゃあないかもだけど。」



「あなたの一方的な?」



「そうかもしれないし、そうじゃあないかもしれない。」



「あなたにしては、慎重ね。」



「それだけ、大事におもってるってことかしら?」



「最初はそんなつもりじゃあ、なかったのかもしれない。
ただ、心配なだけで。」





「あなたに、そんな人がいるって聞いて、少し安心したわ。」



「安心かぁ。」




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