空から舞い降りた天使
「あなたは、相手は何にも言わなくてもわかってるって、思ってるかもしれないけど、そうじゃあないのよ。」




「やっぱり、好きの気持ちは、言葉にださなきゃあ、わからないわよ。」




「私たちがそうだったじゃあない?」



「そうだな。」




「勇気を持って、頑張って。」





「ミハル、幸せでいてくれよ。旦那さんに大事にしてもらって。」



「あら、うんと、大事にしてくれてるわよ。」



「あなたも…幸せに。
ありがとう。」





ミハルは、笑顔で、背筋をピンと張り、真っ直ぐ前を向いて歩きだした。




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