空から舞い降りた天使
「あっ、そうそう、これ、隣のクラスの、藤さんから、あかねにって、渡しといてって。」




「藤…さん?誰…?」





小さくたたまれたメモ用紙に、かぼそい字で。






『早崎さん、こんにちは、藤といいます。
早崎さんにお話したいことがあるので、放課後、屋上にきていただけませんか?』




屋上…?




屋上にあがるのは
あの日以来で…





藤…?



私になんの用?




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