空から舞い降りた天使
今までいえなかった
『好き』の想いが
どんどん、溢れてくる。






「先生、私も先生にそばにいてほしい。」




「あかね…」




「卒業してもよろしくお願いします。」





二人はにこっと笑い、お互いに見つめあう。




山下があかねの両手を引き寄せ




「好きだよ。」




好きの言葉を繰り返し




二人は唇を重ねあう。




何度も




何度も…




激しいキスを交す。



ココロが溶けていく。



山下があかねの釦に手をかけ、ひとつずつ、丁寧にはずしていく。




「先生……あかん…
ねぇ、卒業まで待っててほしい。」




「ああ、ついつい、ヤバイ。ごめんね、あかね。
仕方ない、待つか。」








卒業まで、あと3週間。




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