空から舞い降りた天使
「桜隼人くん、はい。」


隼人は、微笑み、前にでてくる。



「亜子先生、ありがとう。」




隼人へ



隼人、なんて言ったらいいんだろうね?
あっと言う間の一年でした。


もしかして、あなたに出会わなければ、悲しくもなければ、辛くもなく、楽しくもなく、そして嫉妬なんてすることもなく、全く何の変化もない生活だったと思います。



先生とオンナの狭間でどれだけ悩んだかわかりません。


たった、1つだけ、わかったことがあるの。



やっぱり、隼人にはこれからも一緒にいてほしい。



隼人、卒業おめでとう。




音楽室で待ってます。




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