空から舞い降りた天使
そのころ、体育館の裏では…



もう授業が始まっているので、誰もいない。誰の声もしない。




「話ってなに?」



冷ややかな声で隼人があかねに声をかける。



「呼び出してごめん。
あれから、隼人とあまり話もしてへんし…」



「もう、おまえと話すことなんて、ないやん。」



「隼人…、私ね、まだ隼人の事な、忘れられへんの…。」



「あかね、俺ら、もう終わってるやん。もう、ええやん。」





俺とあかねが別れて半年。




俺はあかねに裏切られた。あかねとは高校にはいってすぐに付き合いはじめた。


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