空から舞い降りた天使
雲ひとつない、澄み切った青空がどこまでも続き、ギラギラとした太陽が、身体を焼き付ける



そんな隼人との約束の日



思ったより仕事が早く終わり、アタシは隼人が通る、いつもの道へと向かう。



家で待てばいいのに、隼人に一秒でも早く逢いたくて




もう夕方だというのに、日射しもまだ暑く、コンクリートに蜃気楼がゆらゆらと揺れてるように見える。




帰宅ラッシュの時間帯で車が多く行き交う。





隼人まだかな?
もうすぐ来るはず。










そんなことを考えた

一瞬だった。






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