空から舞い降りた天使
私のパパは海外で仕事。
ママは自分でお店を持ち、毎日忙しく、私はずっと、お手伝いさんと二人で暮らしてきたようなもの。


ママの料理も食べたことがない。


小さい頃から、パパとママに甘えたくて仕方がなかった。


何があっても、お手伝いさんにしか、話ができなかった。


欲しいものはお金で買えたし、私はいい子。
お人形さんだった。


甘えたくても、甘えられない、寂しい、いい子。



我慢の限界をこえていたのかもしれない。


高校に入学して、初めて、思ったこと。



パパとママを困らせたい。




もしも、私がいなくなったら、悲しんでくれる?




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