空から舞い降りた天使
「先生〜〜亜子ちゃん〜」


「……」



「えっ!?なんで、無視なん?」



亜子は深い溜め息をもらす。



「どうしたん?今日、俺のこと、全く見てなかったで。」



「どうした…って…」



隼人が椅子を持ち亜子の机の前に持ってくる。



長い足が椅子にかぶさる。


隼人がそのまま、近づいてくる。




アタシの心臓が…




ドキドキ…



隼人は亜子のカラダを後ろから包み、亜子の耳元に言葉を落とす。



「ねぇ、先生〜、何すねてんねん。」



「何にもない…。」



亜子は隼人の手を振り払い。



「やっぱり、よくないよ。」



隼人は亜子の腕をとり、カラダを引き寄せる



「イヤッ――」



「隼人…ここは、教室…」


隼人は亜子からカラダを離し、



「ごめんな、俺、あかんなぁ…ごめん。」



隼人は、教室から出ていってしまった。



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