空から舞い降りた天使
隼人と入れ違いに


ガラガラ〜
また教室の扉が開く。



「隼人が慌てて、出ていったけど、何?」



「早崎さん、まだ帰ってなかったの?」



今は、早崎さんには、会いたくない。



「早崎さん、アタシね、今日、急ぎの用事があるの。だから、もう帰るわね。」


「先生、少しぐらい、生徒の話、きいても、いいんちがう?」



「わかったわ。何かあったの?」



「今日、私と隼人が遅れた理由きかへんの?」



「ふぅ…」


亜子はおもわず、溜め息をもらしてしまう。



「先生、私の彼の相談、聞いてくれへん?」




彼…?



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