空から舞い降りた天使
早崎さんにイライラしてるのは、アタシの方。



「早崎さん、あなた、こんな裕福なお家に育って、立派なお父様、お母様にめぐまれて、何もいうことないじゃあない。」



「先生は、なんにもしらんから、そんな事いえるねん。」



あかねは、唇を噛み締めて、亜子をきりっと睨んだ。


「早崎さん、何があったか知らない、アタシで聞けることがあれば、言って。」





この子はアタシの生徒。



この子は隼人のモトカノ。


いや、もしかしたら、今だって…




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