空から舞い降りた天使
「先生、明日は、学校ちゃんといくし。」



あかねが、薄ら笑いを浮かべる。



「そういえば、先生、前に相談した事、ちゃんと聞いてくれたん?」



隼人の事…



「早崎さん、自分の口で桜くんに伝えたら?」



「私は、先生の口から隼人に伝えてほしいねん。」



この子はやっぱり挑戦的だ。



「先生、先生の教壇からみた私らはどんな風にみえるん?」



あかねの言葉に心臓が跳ねる。




「子供?それとも、大人?女?男?…」



「生徒…ね。」



「嘘。そうやって、ほら、また、いい子ちゃん。」



「早崎さん、あなた何がいいたいのかしら?」



「隼人を見る目が先生じゃあなくて、女やねん。」



亜子は、ずばりあてられ、力の入らない、膝を、両手で軽く押さえる。





「ねぇ、先生、
隼人のどこが…好き?」


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