空から舞い降りた天使
保健室の扉をあけると、窓
が少し開いていて、

生成り色のカーテンが風
で静かに揺れている。



誰かが朝早くから、使った
であろう、消毒液の匂いが
鼻をつく。



ベットの上に腰をかけ、深呼吸をしながら、自分に言い聞かすように、言葉を並べる。




先生に彼女?





先生…




先生
…嘘でしょ?





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