向日葵のような笑顔の君へ
「体、大丈夫か…??」





「……はい!大丈夫です」





一瞬悲しそうな顔をしたが、
気のせいか…??






「そう言えば、なんで病院に
来てるんですか??」




俺と女はジュースを買いに、
購買に来ていた。




「あぁ…それはー‥」




俺はダチの失敗談を話した。

すると、女は口に手を当てて
クスクスと笑った。



あ…やっぱり、可愛い。




「あー…名前、教えてくんね??」




そう口にした後、しまった。と思った。



これじゃ、ナンパじゃねぇか。
俺らしくねぇ。




「いいですよ♪
夏川みのりです。あなたは?」




「俺は、藤原春」




夏川みのり…。

俺は頭の中でリピートした。
忘れないように…。



「なんて呼べばいい?」



「みのりでいいですよ」



ニコッと笑うみのり。




「んじゃ、俺の事は春で」



「あ、はい!!」



今度は嬉しそうに笑った。



「…も、もし、よければ…」




俺は横にいるみのりを
横目で見た。




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