向日葵のような笑顔の君へ
「あ。そろそろ、行かなくちゃ。
またね!!…春!」




俺の名前を呼ぶのが恥ずかしいのか、
照れたように言って、
ニコリと笑い走っていった。





「またね…か」





また会えるのか。と、思うと
嬉しい気持ちが込み上げた。





あ。俺も早く戻んねぇと…。





俺はそう思い、小走りで
病室に戻った。




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