走りゃんせ、スランプの爆風を正面に受けて
タタタタ
1000文字いただければ、おもしろいことを書けますよ、という人がたくさんいる。

しかし、子供の頃は1000文字すらも長く、もっと短い言葉で楽しめたものだ。
いつどこで誰が何をしたゲーム、といって、一行ずつ人を変えて書き込み最後に通して読んでみるという遊びがあった。
トンでもない場所でトンでもないことが起こり、友達と大爆笑した。

明日先生がトイレで宇宙人と歌ったり、
100年前あっこちゃんがスーパーで昼寝したり、

そのわけのわからなさに、笑った。
時々、まるで学級新聞の記事のようなズバリ「あり」の内容が出ると、
そのメンバーは心が通じあい、まるで秘密を一緒に共有したような気持ちになった。

不謹慎なことほど、一人ではいいたくない。
自分が言いだしっぺになんて、なりたくない。

人がいつどこで、誰が何をしているかとても興味がある年頃はとうに過ぎたが、私は彼氏に内緒で不倫相手とマラソンを日課にしている。
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