コイゴコロ。
「う~ん、どうしよ…っ。」
4限目が終わった今。
私はどうやって翔の記憶を
思い出させようかと
悩んでいる最中だった。
「どうしたんだ??
そんな難しそうな顔して。」
「翔…。」
「彼氏と上手くいかないのか?」
「彼氏??
…あ、付き合ってないよ??」
「そうなのか?
そういえばおまえ…
如月桃花、だよな??」
「へ…??」
「母さんがどうしても
会って話をしなさいと。
あとこの前、会ったし。
桃花だよな??」
「…私ですけど
逆ナンしてませんから!!」