最下位の特権

「“ニコッ”」


「っ!」



変なことを考えていたからか余計に恥ずかしくて、ばっと目を逸らした瞬間--




「わっ!」


地面につまずいて体が傾いた。




こけ---




「おっと・・」




--る、と思ったら体にこいつの腕がまきついて支えてくれた。



あ、危なかった・・・・ん?




ほっとしたのもつかの間。


こいつの腕が離れない。


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