最下位の特権

「せ、せんせい・・・?」


そう声をかけると逆にグッと体を引き寄せられた。




「せっ・・!」
「ほんとお前はドジだな」



っ・・・



雑な口調と低い声、全部今まで聞いたことがなくてゾクッとしてしまった。



そして彼氏とは違うたくましい体にドキドキしている自分がいた。





「ま、だから引き受けたんだけど」



えっ?えっ?




「まだわかんね?お前が最下位になることわかってたからこの役引き受けたって言ってんの」



その言葉に胸が大きく高鳴る。


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