竜王様のお約束
イオリとコウリュウの話を、黙って聞いていたコクリュウが、思いついたようにポツリと呟く。
「だったら・・・。
リョク様を天界に、お招きしてはどうですか?」
部屋に入って落ち着く事すらもどかしく、扉の前でイオリに立ち話を強要されていたコウリュウは、同じく立ったままで後ろに居たコクリュウを、思いっきり振り返った。
自分に向けられた、厳しいコウリュウの視線に、コクリュウは肝を冷やす。
「はっ・・・?
もしかしてまた私は、言ってはならぬ事を、申し上げてしまったのでしょうか?」
先ほど、コウリュウにたしなめられて、コクリュウは『会話には気をつけよう』と、反省したばかりであったのに。
びくっと、肩を揺らして、一歩後ろに下がったコクリュウの手を、コウリュウはがっしりと握った。
「名案だ。」
コウリュウはそう言って、コクリュウに満面の笑みを見せた。
「だったら・・・。
リョク様を天界に、お招きしてはどうですか?」
部屋に入って落ち着く事すらもどかしく、扉の前でイオリに立ち話を強要されていたコウリュウは、同じく立ったままで後ろに居たコクリュウを、思いっきり振り返った。
自分に向けられた、厳しいコウリュウの視線に、コクリュウは肝を冷やす。
「はっ・・・?
もしかしてまた私は、言ってはならぬ事を、申し上げてしまったのでしょうか?」
先ほど、コウリュウにたしなめられて、コクリュウは『会話には気をつけよう』と、反省したばかりであったのに。
びくっと、肩を揺らして、一歩後ろに下がったコクリュウの手を、コウリュウはがっしりと握った。
「名案だ。」
コウリュウはそう言って、コクリュウに満面の笑みを見せた。