竜王様のお約束
「こ、こ、こ、黒龍が・・・。
10年前、ヤヨイ様を連れ去った黒龍が、また姿を現しました。」
「何ですって!?」
「今度はリョク様を・・・。
黒龍はあろうことか、リョク様の名を呼んでいるのです!!」
そう言って、エミはぎゅっとリョクに抱きついた。
「え~?私?」
驚きの言葉とは裏腹に、エミの腕の中でリョクは、その愛嬌ある美貌をニヤつかせた。
願ってもない出来事が、やって来てくれたのだ。
「ねぇエミ。
向こうから会いに来てくれたなんて、好都合だと思わない?
私こそ、黒龍に会いたいわ。
10年間、母様と父様がどうされていたのか、聞きたいもの。」
そう・・・。
ヤヨイが黒龍に連れて行かれ、ハクリュウがその後を追ってから、人間界では10年もの歳月が流れていたのだ。
あの時まだ、言葉も覚束なかったリョクは、13歳の見目麗しい少女へと成長していた。
白磁色の肌と漆黒の瞳、幼いながらも威厳をまとった雰囲気は、ハクリュウ譲りだろう。
一方で、旺盛な好奇心や、朗らかな笑顔は明らかにヤヨイ譲りだ。
10年前、ヤヨイ様を連れ去った黒龍が、また姿を現しました。」
「何ですって!?」
「今度はリョク様を・・・。
黒龍はあろうことか、リョク様の名を呼んでいるのです!!」
そう言って、エミはぎゅっとリョクに抱きついた。
「え~?私?」
驚きの言葉とは裏腹に、エミの腕の中でリョクは、その愛嬌ある美貌をニヤつかせた。
願ってもない出来事が、やって来てくれたのだ。
「ねぇエミ。
向こうから会いに来てくれたなんて、好都合だと思わない?
私こそ、黒龍に会いたいわ。
10年間、母様と父様がどうされていたのか、聞きたいもの。」
そう・・・。
ヤヨイが黒龍に連れて行かれ、ハクリュウがその後を追ってから、人間界では10年もの歳月が流れていたのだ。
あの時まだ、言葉も覚束なかったリョクは、13歳の見目麗しい少女へと成長していた。
白磁色の肌と漆黒の瞳、幼いながらも威厳をまとった雰囲気は、ハクリュウ譲りだろう。
一方で、旺盛な好奇心や、朗らかな笑顔は明らかにヤヨイ譲りだ。