竜王様のお約束
ハクリュウと共に過ごすこと4年。ヤヨイは今までとは違う幸せを知った。一歩引いて受け取らなくてもいい幸せを。
でも、たまにこんな風に照れて赤くなってしまうのは、長年の記憶がそうさせるのであろう。
「ヤヨイ。こっち向いて。
俺、意地悪してるわけじゃないんだよ。」
ヤヨイの態度を勘違いしたハクリュウが、慌てて言い訳を開始した。
「俺さ、ヤヨイの事が好きすぎて、未だにどうしていいか分かんないんだ。
ヤヨイを想うと、冷静でいられなくなる。
今回だってそうだよ。死んだ事になってる俺が、天界に来てはいけなかったのに・・・。
ヤヨイが連れ去られたなんて聞いたら、そんな事考えている余裕なんて全然なかった。
結果、こんなグダグダになっちゃってさ。ホント笑える。」
ハクリュウはヤヨイの肩を抱き寄せると、軽く髪に口づけた。
「ハクリュウ・・・。」
ヤヨイはゆっくり振り向く。
「分かってる・・・分かってるよ、ハクリュウの気持ち。
私だって同じだよ。
それにハクリュウが助けに来てくれて、すっごく嬉しかったんだから。」
ヤヨイはハクリュウの首に手を回してギュッとしがみつくと、頬に口づけを返した。
そして、ふふっと笑い合った2人の唇は、自然に重なるのだった。
でも、たまにこんな風に照れて赤くなってしまうのは、長年の記憶がそうさせるのであろう。
「ヤヨイ。こっち向いて。
俺、意地悪してるわけじゃないんだよ。」
ヤヨイの態度を勘違いしたハクリュウが、慌てて言い訳を開始した。
「俺さ、ヤヨイの事が好きすぎて、未だにどうしていいか分かんないんだ。
ヤヨイを想うと、冷静でいられなくなる。
今回だってそうだよ。死んだ事になってる俺が、天界に来てはいけなかったのに・・・。
ヤヨイが連れ去られたなんて聞いたら、そんな事考えている余裕なんて全然なかった。
結果、こんなグダグダになっちゃってさ。ホント笑える。」
ハクリュウはヤヨイの肩を抱き寄せると、軽く髪に口づけた。
「ハクリュウ・・・。」
ヤヨイはゆっくり振り向く。
「分かってる・・・分かってるよ、ハクリュウの気持ち。
私だって同じだよ。
それにハクリュウが助けに来てくれて、すっごく嬉しかったんだから。」
ヤヨイはハクリュウの首に手を回してギュッとしがみつくと、頬に口づけを返した。
そして、ふふっと笑い合った2人の唇は、自然に重なるのだった。