竜王様のお約束
「はぁ!?」
ヤヨイの確信めいた言葉にハクリュウが戸惑っていたその時、白い豪奢な部屋の窓がカタカタと音を立て震え始めた。
そんな異常な光景に驚いて、改めて見つめあった二人は静かに窓際に歩み寄ってみる。
そして目を疑った。
それもそのはずである。
窓の外には、巨大な黒き龍の手のひらの上にちょこんと座って手を振る、緑色の髪の少女が居たのだから。
「「・・・リョク?????」」
ヤヨイを思わせる、ひまわりのような眩しい笑顔で、こちらに手を振る愛らしい少女。
どう考えても、リョク以外の何者でもない。
ヤヨイは嬉しそうな声で、ハクリュウは困惑の声で、リョクの名を呼んだ。
そしてヤヨイはピョンピョンと跳ねながら、満面の笑みでハクリュウの腕を叩く。
「ねっ!ねっ!ほらハクリュウ!
やっぱりリョクが近くに居た!」
そんなヤヨイを他所に、ハクリュウは怒りを隠すことなく窓を開け放ち、コクリュウに叫んだ。
「なんでリョクがここに居る!!
コクリュウ!!!そなた何をやっておるか!!!」
コクリュウは瞬間ビクッと瞳を細めたのだが、観念したかのようにその巨大な肢体から黒い光を放ち、ゆるゆると小さくなっていった。
ヤヨイの確信めいた言葉にハクリュウが戸惑っていたその時、白い豪奢な部屋の窓がカタカタと音を立て震え始めた。
そんな異常な光景に驚いて、改めて見つめあった二人は静かに窓際に歩み寄ってみる。
そして目を疑った。
それもそのはずである。
窓の外には、巨大な黒き龍の手のひらの上にちょこんと座って手を振る、緑色の髪の少女が居たのだから。
「「・・・リョク?????」」
ヤヨイを思わせる、ひまわりのような眩しい笑顔で、こちらに手を振る愛らしい少女。
どう考えても、リョク以外の何者でもない。
ヤヨイは嬉しそうな声で、ハクリュウは困惑の声で、リョクの名を呼んだ。
そしてヤヨイはピョンピョンと跳ねながら、満面の笑みでハクリュウの腕を叩く。
「ねっ!ねっ!ほらハクリュウ!
やっぱりリョクが近くに居た!」
そんなヤヨイを他所に、ハクリュウは怒りを隠すことなく窓を開け放ち、コクリュウに叫んだ。
「なんでリョクがここに居る!!
コクリュウ!!!そなた何をやっておるか!!!」
コクリュウは瞬間ビクッと瞳を細めたのだが、観念したかのようにその巨大な肢体から黒い光を放ち、ゆるゆると小さくなっていった。